Q&A

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病気のこと

太ったらなぜいけないの?

『太っていると、さまざまな病気をもたらし、将来つらい闘病生活をおくる可能性があります。』

◆心臓にかなりの負担がかかります。
散歩などでも普通の子以上の負担が心臓にかかるため、それが積み重なることによって心臓病を引き起こすことがあります。

◆関節に負担がかかります。
運動量の多い子や、大型犬種の子はクッションの役目をする関節に重度の負担がかかるため関節を傷めます。その結果、関節痛を伴い歩くだけでも痛みを感じることになり、遊ぶことが大好きな子にとってはとても苦痛な病気です。

◆肺に負担がかかります。
胸壁に脂肪が付き、肺が圧迫されるため、呼吸がつらくなります。

◆肝臓の働きを悪くします。
肝臓は脂肪や蛋白質の分解・合成、解毒作用、などさまざまな働きをしますが、余分な脂肪は肝臓に蓄積し(脂肪肝)、肝臓の機能が衰え、全身に悪影響を及ぼすことになります。

◆代謝が悪くなります。
代謝が悪くなると、治療に必要な手術を受けなければならなくなった時麻酔のリスクが高くなります。老齢期での手術では肥満は特にリスクを伴います。病気を改善するために行う手術が命の危険にさらされないためにも日頃からのボディーコンディションのコントロールは大切です。

◆糖尿病を引き起こす可能性があります。
糖尿病は初期症状では食欲が落ちないため、なかなか気づかれずに病気が進行してから来院されることが多いです。
「やせてきたけれど食欲はあるし・・・」
「よくお水を飲む気がするけれど元気はあるし・・・」
こういったように食欲が落ちたり、元気がなくなるのは末期症状でしかみられないため発見が遅れ、症状が悪化してから来院されます。治療の難しい病気ですので食事管理で病気から守ってあげて下さい。

肥満は全身に負担をかけるため、日々の生活が積み重なって老齢期に病気となって症状を現すことが多いです。若いうちに肥満防止を心がけて下さい。

おしりを地面にこするのはなぜ?

『原因ははっきりしています』

下痢をしている・・・何度も排便を繰り返すことによって、肛門周りが不潔になり常に濡れていることによってかぶれてきます。かぶれたところがかゆいため地面にこすりつけるのですが、こするとさらに悪化するので清潔にしてあげてください。また、下痢の治療も必要です。

肛門腺液が溜まっている・・・肛門のヒダの部分に左右に1つずつ小さな穴があります。そこから肛門腺という臭腺から出る分泌物が溜まっていることが原因です。
犬や猫はスカンクと同じように臭いを出す臭腺をもっています。これを肛門腺というのですが、この分泌物は排便時に排便の圧迫によって分泌されます。

しかし、分泌されにくい子下痢が続いた子などは肛門腺液が溜まってきます。
おしりをこするのは分泌されないまま液が溜まってきた肛門腺が気持ち悪くて、こすってなんとか出そうとしている動作です。
この動作を見かけられたら肛門腺を絞ってあげて下さい。ご家庭での処置が難しい場合は、動物病院でもできますのでご来院下さい。
これを放っておくと「肛門腺炎」を起こします。治療が必要な状態になる前にお越し下さい。

*虫が原因でこすると思われがちですが、肛門腺が原因のほうが多いです。

子供は産ませたほうがいい?

『産ませることにメリットはありません。』

「女の子なら産ませてあげたい」という飼主側の願望は、当のペット達には苦痛です。

「この子の赤ちゃんがほしい」といった生まれてくる子に対する願望があるなら良いのですが、‘産ませる’という行為だけを意味するのならば、ペットたちにお産を経験させないことのほうが賢明です。
犬のお産は何時間もかけて数頭の子を産まなければなりません。次の子を産むまで2時間かかることもあります。陣痛もその度におこりますのでとても辛いです。
必要のない妊娠は避けてあげて下さい。

また、産ませたほうが長生きする、産ませたほうが病気にならないという噂は間違っています。
産ませてもなんの病気予防にもなりません。卵巣と子宮がある限り病気になる危険性は常にあります。

間違った噂を頼らずに、愛犬・愛猫のためにきちんとした知識で接してあげて下さい。

動物病院はそういった「噂は本当?」という疑問・質問にもお答えしますので気楽にご相談ください。

やせてきたのは虫のせい?

『虫以外にも原因はいっぱいあります。』

腸に寄生する虫には回虫・鉤虫などの線虫類や、ノミを食べることによって寄生する瓜実条虫、ねずみなどを食べて感染するマンソン裂頭条虫などの条虫類など、いろいろ種類があります。
これらの虫によって栄養分が奪われることは本当ですがやせる原因として虫を疑うことは最近では比較的少なくなりました(最近は子犬や子猫の時期に駆虫されることが多く、また、成犬時に虫を寄生する環境も少なくなってきている為)。

やせる理由として虫が疑われる原因は、「食欲はある」「いっぱい食べている」など”食べているのにやせる”ということから発想されるものだと思います。
犬や猫の病気はほとんど人間と同じだと思って下さい。
これらの症状の見られる疾患として、糖尿病や内分泌疾患、膵外分泌不全(下痢も伴う)、など治療の必要な病気があります。「おかしいな?」と思ったら、まず動物病院に相談してみてください。

また、病気ではなく、運動量と給餌量のバランスがとれていない為にやせていくこともあります。表示されている給餌量はあくまでも“めやす”ですので、個体にあわせた量をきちんと把握してみてください。
どちらの場合でもしっかりと見直して原因を付き止めてあげることが大切です。いつも元気にしていてもらうためにも、体の変化には十分に気をつけて見てあげて下さいね。

雄は去勢すると弱るの?

『去勢をすることで体調を悪くすることはありません。』

オスの生殖器はメスと違って外にあるため、手術で取り去ってしまうと「有るものが無くなった」という感覚を味わってしまい、「取ってしまった」という罪悪感を感じてしまいがちです。
しかし、必要の無い(繁殖行為を求められない)生殖器(精巣)を持つということは、ストレスにもなりますので、去勢手術で取り去ってあげる方が賢明です。
ホルモンバランスが崩れるのでは?と心配される方も多いですが、精巣で働いているホルモンの重要な働きは主に繁殖です。そのほかの作用を心配されるよりも、繁殖をしないのに働きがあるほうがペットにとってはストレスになります。

去勢をしても弱ることはありません。去勢手術をすることで、老齢期に起こる前立腺肥大症、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア、精巣の腫瘍化などといった病気を予防することもできます。

しかし、去勢をして弱ることはありませんが、太りやすくなる傾向があります。
いままで活発化されていた体が去勢することによってエネルギーをあまり消費しなくなり、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されます。去勢した後は、食事量をいままでよりやや減らしてください。肥満は食事管理で防げます。

鼻が乾いているのは病気?

『鼻の乾きは、体調に特に関係ありません。』

鼻が乾いていると熱があるとよく誤解されていますが、鼻で見分けるのではありません。体の部分でチェックするなら耳・内股を触っていただいて、いつもより熱いと感じるかどうかでみます。しっかりと体温を測る時は直腸温で測ります。
*この時、犬や猫が座ってしまうと体温計が割れたり、中まで入ってしまったりする危険性があるので自宅では測られないほうがいいと思います。

犬・猫・うさぎの健康時の平均体温は38.5℃前後です。(人間より2℃高い状態が正常です。)

鼻の乾きに関係なく、元気・食欲・排便排尿などをしっかり観察して、いつもと違うなと感じられたら一度診察に来てみて下さい。
 

ネコエイズは人にもうつる?

『ネコエイズは人間にはうつりません。』

ネコエイズは、ネコ同士が喧嘩することによって感染するウイルス性の病気です。
喧嘩による傷からの感染が主ですが、親猫の子猫へのグルーミング時の唾液での感染や子宮内感染もします。しかし、人間がネコエイズの子に咬まれたり引っかかれたりしても感染はしません。(犬やうさぎにも感染しません。)

この病気は人間のエイズと同様に免疫不全症で、発症すると治療困難な病気です。
予防対策としては、オスネコはケンカをさけるために去勢手術を受けること、完全室内飼いにし野良猫との接触をさけることがとても大切です。
ネコエイズウイルスに対するワクチンはありません。

ネコの発情期は1年に何回あるの?

『ネコの発情期は冬の終わりと夏の終わりの2シーズンです。』

ネコや犬の妊娠期間は約2ヶ月です。
犬は季節を問わず年2回の発情周期がありますが、ネコの場合、交尾排卵といって交尾の刺激で排卵する生態になっています。そのため発情期のシーズン中は交尾をすれば何度も妊娠できます。出産後すぐに妊娠する子もいます。

ネコは、赤ちゃんが生まれる時期が暖かい春や涼しい秋になるように発情するのですが、犬のように定まった周期で発情期を迎えるわけではないので、必ず2シーズン発情するわけではないようです。
発情期を迎えるのは犬も猫もメスに限ります。オスは発情期のメスに誘われた行動をしているだけです。

今現在ペットで飼われているネコちゃんが、まだ避妊手術を済まされておらず、今後も交配予定がないのであれば避妊手術をお勧めします。
太りやすくなるデメリットはありますが、食事管理さえきちんとできれば肥満は防ぐことができます。
避妊手術をすることによって、発情によるストレスをなくしてあげることができます。妊娠する心配もなくなりますのでぜひ検討してみて下さい。

散歩でわかる健康チェックは?

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