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しつけのこと

しつけで「たたいてはいけない」って本当?

『本当です』
 
手を出すことはやめてください。
「たたく」という行為は恐怖心を起こさせるだけです。
たたかれておこす行動は、怯えてしまうか自分を守るために反抗するかのどちらかです。
手でたたかれた子は手をみると怯えます。棒などでたたかれた子はそれに怯えます。
恐怖の経験はトラウマとなって敏感に反応してしまいます。

怯えた状態を“しつけができた”と勘違いされがちです。しつけというのは「礼儀・ルールを教えること」であり、「体罰で抑制すること」ではありません。
結果として言う事を聞くいてくれるので間違いに気づかれない方が多いのですが、このようなしつけ方をされている方は気をつけて下さい。

犬と人間は信頼関係によってパートナーとなります。
人間社会で生きていく犬がリーダー(人)の言うことをきいて褒めてもらおう、遊んでもらおうと考えて行動していきます。人間に気に入られない行動をしてしまった時(無視された・避けられたなど)は気をひく作戦(褒めてもらえること)を考えます。
ですから、欲張って甘えすぎた行動をして無視(相手にされない)されてしまったり、悪気無く行動したことに「ダメ!」と訴えられると、それらの行動を止め、過去に褒められた経験のある行動を思い起こしてしてみせてます。そして褒めてもらいます。犬は人間(リーダー)の好意を引くことに頑張ります。
いいことをした後は必ず褒めてあげて下さい。
こうやって教えることが“しつけ”です。

怯えてじっとする子より、リーダーに好意をもってもらおうと必死にがんばる子のほうが幸せだと思います。
頑張れば褒めてもらえます。それが目的です。褒めることを忘れずに。

家族をもう一頭増やしたいのですが・・・

新しい子を迎えるにあたって

新しい子を家族に迎え入れる時、皆さんは「今いるこの子と仲良くなれるか」「この子がいじけないか」ということを心配されると思います。
ここで大切な事は、飼主さんの今いる子への接し方です。

新しい子が来るとついその子に目がいってしまい、その子にばかり手をかけてしまうことが多くなります。確かに、新しい環境にまだ慣れない新入りの子に世話を焼くのは当然です。ですが、今まで皆の注目を浴びて育ってきた子にとってその状況はかなりのストレスになります。

新しい子を迎え入れた時、必ず優先順位を守って下さい。
「ただいま」と声をかける。ご飯の順番。おとなしいことを褒める。など、接してあげる順番はすべて今いる子を優先にして下さい。
先に声をかけてあげてから新入りの子の世話をして下さい。新入りの子が子犬でも成犬でも種類の違う猫でもウサギでも一緒です。
しかし、ケンカが始まった場合は先に責めてはいけません。必ず新入りの子にダメ!と言って違う場所に連れていき、後で今いる子へもダメだよというように教えて下さい。

飼主さんの接し方の順番はかなり影響します。
大事にしてあげなければいけない子の存在をしっかり意識して下さい。このルールを守った上で、あとの相性の問題や、不安なことなどを解決していくことになります。
 
また、新入りの子に馴染めず、ストレスを感じてしまうような子には必ず落ち着ける場所(自分の逃げ場所)を用意してあげて下さい。

社会化ってなに?

『幼児期に、いろいろなものと触れ合いましょう。』

最近は社会化の重要さが理解され始めてきましたが、まだまだ実践できてない方が多いと思います。

犬は、生後1ヶ月齢の頃は好奇心が旺盛でいろいろなものに自信をもって接近し、自分の回りの環境のものを熱心に調べたがる傾向があります。
しかし、生後2ヶ月齢になると接近する傾向はしだいに減り、なじみのないものや環境にしりごみする傾向が芽生え、用心深くなります。
一方、なじみのあるものには変わらず接近し、より強い絆をつくっていきます。

これは、野生で育つ子犬にとっては、生後1ヶ月齢で兄弟と社会的絆をつくっておき、生後2ヶ月齢で、巣穴を出てからの危険な状況(なじみないもの)を避けることができるようになっています。
結果的に兄弟のようになじみあるものとは絆が深まり、なじみないものは回避できるようになります。

この社会的絆をつくることを“社会化”といいます。
幼い時期に犬と触れ合わなかったり、多くの人とのコミュニケーションを持たなかった社会化不足の子は、将来、犬に対しても、人に対しても用心深く怖がってしまい、多くの問題行動を引き起こしてしまいます。
安心できる環境で楽しい生活を送る為には、社会化期にしっかりいろんなものに触れさせてあげることが大切です。

社会化は生後2ヶ月齢以降でも十分可能です。
予防接種終了後から生後6ヶ月齢までに、少しでも多くのものに触れさせてあげることで、将来とても社交的な子にすることができます。
この期間を社会化期といいます。
しかし、この社会化期に受けたマイナスの影響はトラウマとして将来も引きずる危険性がありますので、恐怖心を抱くような経験をさせないように、また、した後はしっかり心のケアをしてあげて下さい。


 
当院では社会化を目的とした、人と子犬との触れ合いの場としてパピーパーティーを毎月一回開催しています。
                
*猫も社会化は大切です。
犬よりも社会化を形成する期間が短いため、幼い時期により多くの触れ合いをさせてあげることが大切です。
犬猫に限らず、人も含めて動物の社会化は重要といわれています。

トイレの失敗、怒ったほうがいい?

トイレの失敗は怒らないでください

次のことを必ず守って実践してください。

◆おしっこ(便)を発見!⇒何も言わず拭く。

◆おしっこ(便)している姿を発見!⇒何も言わずあとで拭く。*この時、排尿(便)した時間帯を覚えておく。

◆嬉しくて(興奮・恐怖など)おもらし⇒気にしない。

◆ちょこちょこおしっこする⇒怒らない。生理中もしくは膀胱炎の可能性あり。*診察に来てください。

◆多量なおしっこ(色は薄め)をした⇒怒らない。多飲の可能性あり。*診察に来てください。

決められた場所でおしっこ成功⇒「いいこだね~!」とおもいっきり褒める。


トイレのしつけは、飼主側がしっかりと“教えてあげる”方法です。
トイレをしたくなるパターンはだいたい決まっているので(朝起きた時・食事の後など)、その子の排泄時間前にトイレ場所に連れて行き、排泄が成功したらおもいっきり褒めてあげ「ここでおしっこをすると褒められた」という条件付けをしてください。
排泄要求を飼主側が察知し、失敗しないように行動させることが大事です。それでも失敗してしまった時は気にせず、成功した時だけ反応し褒めてあげることを根気よく続けて教えて下さい。

トイレの失敗で怒ってはダメです。
排泄場所が悪かったのではなく、排泄することを怒られたと誤解し、次からは飼主さんに見つからない場所で隠れてするようになります。
どこで排泄したらいいのかを教えてあげて下さい。

嬉しくて(興奮して)おもらししてしまう子は興奮することが原因となっていますので、騒がずに落ち着かせてあげることを優先して下さい。

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