こんな時どうしたらいい?

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「いつも元気」と思っている愛犬が、突然調子を崩すことがあります。
 
そんな時に知っておくと役立つ簡単な対処療法や、ある程度まで状態把握ができる判断基準をさまざまな症例でまとめてみました。今後の愛犬たちの健康管理のご参考にしてください。
   
ここで掲載している豆知識はすべて病院に行くまでの間に役立てて頂くものです。愛犬が調子を崩したときは応急処置で放置せず、必ず病院で診察を受けて下さい。

夜間救急動物病院について

緊急の症状の時、診療時間外などで掛かりつけの獣医さんと連絡が取れない場合は、夜間救急動物病院を知っておくと役に立ちます。

北摂夜間救急病院 所在地:大阪府箕面市船場東2-3-55
動物救急医療センタービル
TEL : 072-730-2199
WEB:http://www.heah.jp/
ネオベッツ夜間動物救急センター 所在地:大阪市東成区中道3-8-15
TEL:06-6977-3000
WEB:http://www.neovets.com/
北摂夜間救急病院 所在地:大阪府箕面市船場東2-3-55
動物救急医療センタービル
TEL : 072-730-2199
WEB:http://www.heah.jp/
ネオベッツ夜間動物救急センター 所在地:大阪市東成区中道3-8-15
TEL:06-6977-3000
WEB:http://www.neovets.com/

下痢をした

看護ポイント

◎1日絶食  ◎水分補給  ◎体温調節

24時間食物をいっさい与えないことにより腸を休ませ、下痢を抑えることができます。
 下痢がひどい場合には脱水を起こすことがあるため、水分はなるべく与えます。
 → 多量の水分を一度に与えてしまうと嘔吐することがあります。水または市販のスポーツドリンクを薄めたものを少しずつ与えましょう。
 下痢により体温が低下するような状態では保温が必要。平均体温38℃~39.5℃。

☆こんな時は治療が必要☆
* 下痢が24時間以上続く。
* 便に血が混じる、またはタール状。
* 下痢に嘔吐をともなう。
* 弱って見えたり、元気がない様子。
* 熱が39.5℃以上ある。
* 食欲がない。水を飲まない。

嘔吐した

看護ポイント

◎ 水と食事を与えない。 ←最低12時間

◎ 氷のかけらを3~4時間ごとに与える。 ←嘔吐が止まった時のみ

◎ 水を2~3時間ごとに与えていく。1回量はカップ1/4~1/2 ←嘔吐が完全に止まった時のみ*水はスポーツドリンクを薄めたものでも良い

①絶食絶飲で胃を休ませることで嘔吐を抑える。
②氷を少しずつ与え、嘔吐する様子がないかを確認。
③治まっていれば水分補給を始める。
*嘔吐では脱水が起こりやすいため、水分補給が必要。
 完全に嘔吐が止まっているようなら消化のよい食事も与え、食欲があるかどうかを確認します。

☆こんな時は治療が必要☆
* 数時間飲食していないのに嘔吐が続く。
* 食物や水を与えようとすると嘔吐が再発する。
* 嘔吐に下痢をともなう。
* 鮮血またはコーヒーかすのようなものを嘔吐する。
* 吐物が糞便に似ている。
* 衰弱している。

元気・食欲がない

看護のポイント

◎食欲確認  ◎糖分の補給

チーズやレバーなど何かおいしいもので食欲を確認する。食べるものがあれば、なるべく与えておく。
まったく食べない場合は、砂糖水やはちみつなどで糖分を補給することも必要。また、スポーツドリンクを薄めたもので水分を補給する。
*尿・便の異常、痛み、発熱、環境の変化、飲水量の異常、貧血、黄疸、腹部の張り、呼吸、体重の減少、内服中・・など他の関連する疾患がないかをよく観察しておくこと。


☆こんな時は治療が必要☆
* 1日たっても状態が回復しない。
* うずくまっている。
* 尿が出ていない。
* 便が出ていない。
* 飲水量が異常に多い。
* 嘔吐をともなう。
* 下痢をともなう。
* 呼吸が荒い。
* 歯肉・舌の色が蒼白。(貧血)
* 尿の色が濃い黄色。(脱水など)

動きたがらない

看護ポイント

◎安静にする   ◎状態把握   ◎救急病院へ連絡

動きたがらない状態は、心疾患、腸閉塞、椎間板ヘルニア、貧血などが考えられ、早急に処置が必要な場合が多い。
いずれの疾患でも安静にすることが大切。無理に動かすと悪化する可能性があります。
愛犬の様子から、苦しい、痛い、だるいなどをしっかり確認し、必要ならば救急病院と連絡をとり、獣医師の指示を求める。
*動物病院を訪ねる時は臨時休診日の場合もあるため、事前に電話で確認しておくことをお勧めします。

 

★疑われる疾患別の補足看護★

息苦しい、だるい ・・心疾患 ・気温の変化(暖かい所から寒い所への移動)が最も心臓に負担をかけるため、外気温に差が出ないように気をつける。(特に夜)
・血液循環をよくするため暖かくしてあげる。
*チアノーゼ(舌が青紫色になる)が見られた場合は、すぐに病院に問い合わせること。←酸素吸入が必要。
腹痛、むかつき ・・消化器通過障害 ・突然の腹痛や、吐き気が繰り返されるのに何も吐かないような様子がみられた時はすぐに病院に問い合わせること。(胃捻転・腸閉塞の危険性有)
・腹部を圧迫するような抱え方をしないこと。←閉塞により胃ガスが溜まっている場合があるため。
背部の痛み ・・椎間板ヘルニア ・脊髄神経を圧迫する病気のため痛みがあるので抱く時は首や腰など痛がる部位の接触をさけて抱くこと。(毛布にくるんで抱いてあげると安定します)
・動かさないことが悪化を防ぎます。
*この病気は前兆として階段や椅子など段差を躊躇するような行動があり、進行すると動きたがらなくなります。
だるい ・・貧血 ・貧血は体温の低下を伴うため保温が必要。(まれに発熱を伴う病気もある)
貧血の判断;歯肉や舌の色が薄ピンク~白色の状態であれば貧血。

ふるえている

看護ポイント

◎体温調節   ◎糖分・ミネラルの補給

低体温症や低血糖症(特にチワワ)、低カルシウム血症、また、なんらかの痛みによる震えが最も考えられます。*保温や糖分補給が必要。
糖分の補給は、はちみつや砂糖水を与えると良いでしょう。(スポーツドリンクを薄めたものを与えておくとさらに良い。)
また、軽く擦ってあげたりマッサージすることで血行をよくし、痛みやしびれを和らげることができます。

*痙攣と震えの違い*
痙攣とは、立ち上がることもできず、数分間手足を硬直したように伸ばし、横になったまま強い力の入った震えをする状態をいいます。後肢をブルブルと震わす程度のものは「震え」であり、「痙攣」の状態ではありません。

☆こんな時は治療が必要☆
* 食欲がない。
* 仔犬。
* お産後の母犬。
* 食が細くなっている老犬。
* 震えが治まらない。
* 元気がない。
* 貧血(歯肉、舌の色が蒼白)
★ 低血糖・低カルシウム血症では急激な低下による場合は痙攣発作を起こします。

散歩中に立ち止まる

看護のポイント

◎ 散歩を中断する  ◎ 散歩時間を短くする  ◎ 激しい運動は避ける

散歩中に立ち止まる原因として心疾患、肺の異常、関節炎が主に考えられます。
心疾患では、散歩で動き出したことによって心臓に負担がかかり、疲れやすくなります。また、肺に異常がある場合は、呼吸が辛くなり立ち止まるようになります。
関節痛は老犬に多く、特に大型犬によく見られます。

☆必ず健康検査を受けましょう☆
散歩中に立ち止まることがある場合は、健康検査をお勧めします。
・・当院では、心電図・レントゲン・血液検査・エコー検査がセットになったワンドック(税抜¥15,000/大型犬¥16,000)が受けられます。ご希望の方は12時間絶食をした状態でご来院下さい。

※事前にご予約をお願いします。

喀血した(肺出血)

看護のポイント

*重度の心不全又は重度の肺炎の状態です
◎安静にしてすぐに病院へ連絡

気管や肺部で血管障害、炎症、腫瘍、などにより出血が起こっている状態。緊急を要するため、救急治療を受けて下さい。

*喀血:(肺) 咳とともに血を吐き出し、あわも混じる。多量に吐く場合もある。鮮紅色の血液。

*吐血:(胃) 血が混じったものを嘔吐する。(胃内容物やだ液が混じる)暗褐色又は凝固した血液が混じる。

吐血した(胃出血)

看護ポイント

◎24時間絶食

潰瘍、腫瘍、胃腸内異物などが原因で出血箇所があり(小腸上部までの部位)、炎症を起こしている状態のため絶食をしておくと良い。
*のどや食道部位で出血があった場合も吐血します。この場合血液は鮮紅色をしています。(だ液と混じっている)吐血したらできるだけ早く獣医師のもとで治療を受けて下さい。

*吐血:(胃) 血が混じったものを嘔吐する。(胃内容物やだ液が混じる)暗褐色又は凝固した血液が混じる。

*喀血:(肺) 咳とともに血を吐き出し、あわも混じる。多量に吐く場合もある。鮮紅色の血液。

ケイレンしている (起立不能の硬直した震え)

看護ポイント

◎ 発作が治まるまで待つ
◎ 発作の時間の長さを見ておく
◎ 発作中は周りの危険な物を除去する。また、体温が上がる為、体を冷やす。
◎ 発作後は体力を消耗しているため安静にする
◎ 治まった後も発作が続く場合があるので注意しておく
◎ 発作後(落ち着いたら)砂糖水又ははちみつを与えておく(発作でエネルギーを消費したため補給)

突然の発作はてんかんや脳炎、脳腫瘍、中毒などが主な原因となっています。
発作中はほとんど意識もない状態ですので扱いに注意が必要です。手足を持ってあげるか毛布を使って動きを抑える程度にし、必要以上に刺激しないこと。

*口元に手を近づけない!
(無意識状態のため強く咬まれることがあります)
*子犬やチワワでは急激な血糖の低下で起こる低血糖症の発作があり(発作持続時間が長い)、この場合、早急な治療が必要です。←糖を補給!

★こんな時は救急を要します★
* 発作が5分以上続く(通常2分足らず)
* 意識がもどらない
* 発作が繰り返して何度も起こる

息が荒い

■興奮時や激しい運動をした後に息が荒くなるのは正常です■

看護ポイント

◎ 舌の色を確認  ◎ (状態に合わせて)体温調節  ◎ 安静にする

息が荒いときは、循環不全や肺の異常、急激な体温上昇、痛みなど、体の『 苦痛 』のしるしです。胸に力の入ったような苦しい呼吸の時は、胸を温めてあげると少し楽になります。←カイロなどを当てると良い。直接当てると低温火傷を起こすため注意。
また夏場は体温を下げるために舌を出し、息が荒くなります。しかし、異常な体温上昇では体温を下げきれず、熱射病・熱中症を起こします。体温を下げるには特にお腹を冷やし、全身に水を浴びせておくと良いです。←飲水による水分補給も必要!

*舌の色でわかる*こんな時は危険信号!
青紫色 ←酸欠状態(チアノーゼ)。心機能に異常あり
蒼白 ←ショック状態。強い痛み、血圧低下。貧血。
鮮紅色 ←脱水状態。粘膜の色も異常に赤くなり、だ液が粘っこくなる。熱射病に見られる徴候。
★状態が落ち着いても必ず診察は受けて下さい★

苦しそうにうずくまる *特に大型犬

看護ポイント

◎ 獣医師と連絡を取り指示を受ける
◎ 腹部を圧迫しないこと

大型犬が苦しくうずくまるような様子を見せたら胃捻転を疑います。
胃捻転を起こすと、胃にガスが溜まりだし苦しくなります。
また、血行障害も起きるため、緊急に処置が必要な状態です。

☆前兆にこんな様子が見られます☆
* 不安そうにうろうろする。
* 吐くようなしぐさがあるが吐かない
*胃捻転*
胃捻転とは、胃が回転し、胃の食道側と十二指腸側の両方がねじれ、胃の出口が塞がってしまっている状態です。すぐに連絡のとれる獣医師または救急病院で処置を受ける必要があります。

● 胃捻転は、健康で活発な子に突然起こります。←特に食後
● 胃に負担をかけない様、激しい運動をする前は食事量・飲水量は控えましょう。←食事は運動後に与えるほうが良い

頭をぶつけた

看護ポイント

◎ 安静にし、出血箇所がないかチェック
◎ 意識の確認。
*痛がらせたり、驚かせたりはしないこと!

■頭部損傷では、まず、意識レベルを確認します。■

軽度①:ふらつくが意識はある。
軽度②: 直後は意識を失い、起立不能。
しかし、数時間後には立ち上がり、歩様も異常なし。外傷なし。

*軽症の場合でも脳が損傷をうけた可能性があるため、数日間はしっかり様子をみる必要がある。
重度①: 数時間たっても意識が戻らない。
重度②: 外傷があり、出血もみられる。
重度③: 腫脹がみられる。
重度④: 頭蓋骨折を起こしている。
重度⑤: 発作を起こした。
重度⑥: ショックをおこし、呼吸しようとせず、脈拍がない。
*重度の場合、脳が損傷をうけていることが考えられるため、必ず獣医師の診断を受けること

☆病院へ行くまでの間、横になったままの状態であれば、頭部を後半身より高くする。→こうすることによって、脳圧が上がりにくい。

熱射病・熱中症

看護ポイント

◎ すぐに犬を冷やす!
 ・ホースで水をかける
 ・冷水を張った浴槽につける(2分以内)
 ・犬の身体をぬらして扇風機に当てる
◎ できるだけ早く動物病院へ連れて行く。

★熱射病・熱中症にかかりやすい状況★
●炎天下で車内に放置される
●高温多湿の天候下で激しい運動をする
●短頭犬種。特にブルドック、パグ、ペキニーズ
●心臓または肺の疾患があり、呼吸が効果的にできないでいる子
●口輪をしたままドライヤーをかけられる
●高熱や発作がある
●コンクリートやアスファルトの床の上につながれる。
●炎天下、直射日光の下に置かれる。
●熱射病(熱中症)の病歴がある。        など

これが熱射病!!!
《 激しいあえぎ呼吸と呼吸困難 》
● 舌と粘膜が鮮紅色になっている
● 唾液が濃く、ねばっこくなっている
● 嘔吐がある
● 血液を含む下痢をする
熱射病は、ただちに治療にかかる必要のある緊急事態です!
*気がついたらすぐに体温を下げる処置を行って下さい!

熱傷(やけど)

看護ポイント

◎ 水で湿らせたガーゼで患部をゆるく包む  ◎ すぐに動物病院へ

熱傷(やけど)は、高温、化学物質、電気ショックや熱い液体をかぶったりして負うことがあります。
 軽いものなら、患部を20分間冷湿布する(氷嚢は直接当てないこと)と、痛みが和らぎ、損傷も深くならずにすみます。加えて外用薬を塗布する治療も必要ですので、必ず動物病院で治療を受けて下さい。
 また、感染や、重度では体液喪失・ショックなどの二次感染を引き起こすおそれがあり、放っておくと非常に危険です。皮膚の損傷の程度によりますが、毎日の治療が必要です。
*化学物質によるやけどの場合*
 酸、アルカリ、ガソリン、その他の化学物質による熱傷(やけど)が起きた、あるいは皮膚についた時には・・・
● その部分を大量の水で10分洗い流す。
● ゴムかビニールの手袋をし、刺激の弱い石鹸と水で身体を洗い流す。
● その後、水気は完全にふき取ってよく乾かす。
(ドライヤーの熱風は使わないように!)
熱傷(やけど)は痛みを伴いますので、扱い方に気をつけてあげて下さい。

眼球突出

看護ポイント

◎ 眼をぬらした布・ガーゼでおおう。 *眼球が乾くのを防ぐ
◎ 冷やして圧迫しておく。 *眼球を露出したままにしないこと!
◎ 犬が眼をかかないようにする *眼球を傷つけない
◎ できれば飼い主が眼球をもとにもどす *長時間突出したままではもどりにくくなる

眼球突出は緊急事態です。
*処置が遅れると失明することもあります。
けんかの時のかみ傷や、大きく眼の出ている犬種によく起こります。
シーズー、パグ、ペキニーズ、マルチーズ、ボストン・テリアのような犬種では、首のうしろを強くつかまえたり押さえようとしたはずみに、犬が暴れて眼球が飛び出し、眼窩にもどらなくなることもあります。

眼球をもとにもどすには・・・
★保定する人がもう1人必要です。
① ぬらした布を覆わせ指で圧迫して中へ押し入れていきます。
② 慌てずゆっくり行います。 *痛みもある為、暴れるようなら圧迫のみの処置にしておく。
③ 少し時間がたっている場合、腫れを引かす必要があるので、冷やしながら行います。
④ 眼球が中にもどった後も、冷やしておき、動物病院へ連れて行く。

電気コードをかんだ

看護ポイント

◎ 感電中は犬の身体に触らないこと。
◎ 電源を切るか、プラグを抜く。
◎ 意識・呼吸を確かめる。

電気コードをかんで、電気ショックをうけた犬は、咳をしたり、呼吸困難になったり、よだれを垂らしたり、いやな口臭がしたり、口の中に熱傷ができたりします。
また、ひどい場合は、意識をうしない、呼吸を止めることもあるため、家のものをよくかむくせのある子は気をつけましょう。

電気コードに気をつけるために・・・
● コードを犬の近づかない場所に配置する。
● プラスチックのカバーでおおう。
● 使用していない時はプラグを抜く。
● おもちゃで遊ぶしつけ(訓練)をしておく。

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