犬の病気

よくある犬の症状・病気

目の病気

白内障

水晶体の一部または全部が白濁する病気です。
加齢性と非加齢性に分けられ、加齢性とは老化にともなって発病する白内障のことを言います。
非加齢性とは老化が原因でない白内障すべてを含み、遺伝によるものや、糖尿病などの全身疾患によるものなどがあります。

主な症状

黒目の一部が白濁している場合、白内障が疑われます。
発病すると目が見えにくくなるため、歩行障害が生じたり、物音に過敏に反応したりするようになることがあります。

結膜炎

瞼の裏側にある結膜が炎症を起こす病気です。
主な原因として、細菌・ウイルス・寄生虫の感染、食物アレルギーなどの体質的な問題、シャンプーなどの化学物質による刺激、異物が目に入ったり、睫毛が目に当たったりした際の物理的な刺激などが挙げられます。

主な症状

目やに、涙がよく出るようになったり、目に痒みや痛みが生じたりします。
痒みや痛みのために、前足で目をしきりにこすったり、瞼のあたりに触れると痛がったりするなどの異変がみられるようになることもあります。

耳の病気

外耳炎

耳の入口と鼓膜の間(外耳道)で起こる炎症のことで、主な原因は耳垢です。
耳垢自体が外耳道を刺激したり、耳垢で細菌が繁殖したりすることで炎症を引き起こします。

主な症状

外耳炎が発病すると痒みが生じるため、耳を掻いたり、壁にこすりつけたりするなどの行動がみられるようになることがあります。
悪化すると耳を触られるのを嫌がるようになり、そのまま放置すると中耳炎、内耳炎に進む場合があります。

中耳炎

中耳で起こる炎症のことで、ほとんどの場合、外耳炎が悪化して起こります。

主な症状

痛みのために耳の根元を触られるのを嫌がるようになったり、食欲がなくなったり、発熱などの症状がみられるようになります。
重症になると、耳介や耳道の入口にまで膿が溢れて悪臭がしたり、化膿した膿が鼓膜を破ってしまったりすることもあります。
鼓膜が破れてしまうと、呼んでも反応しなくなるなど、耳が聞こえにくくなります。

皮膚の病気

アレルギー性皮膚炎

アレルギー反応が原因で皮膚に炎症が起こった状態です。
ダニ、埃、シャンプーなどの化学物質、食物などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が原因で起こります。

主な症状

目や耳のまわり、腹部や脇の下などの皮膚が炎症を起こし、痒みが発生します。
患部を掻いたり舐めたりすることで毛が抜けたり、皮膚がただれたりする場合もあります。

ノミアレルギー性皮膚炎

犬の体表に寄生したノミの唾液に含まれる“パプテン”というタンパク質や、ノミの体の一部に対してアレルギー反応を起こすことで、痒みなどの症状が現れる病気です。
ノミに何度も刺されることで発病しやすくなりますが、特にアトピー体質や食事アレルギーを持つ犬は発病しやすい傾向にあります。

主な症状

腰から尾の付け根あたり、腹部、足の付け根、後ろ足などに赤い発疹や蕁麻疹ができ、痒みを引き起こします。
患部を掻くことで皮膚などを傷つけ、それが原因で膿皮症を起こすこともあります。

口の病気

歯周病

歯茎が炎症を起こしたり、歯を支える歯槽骨が溶けてしまったりする病気です。
症状が進行すると歯が抜け落ちてしまうことがあるほか、歯周病菌などから出る有害物質によって、心臓、肝臓、腎臓などに悪影響が及ぶこともあります。

主な症状

歯茎が腫れたり、歯の周囲から膿が出たりし、症状が進行すると歯がぐらついたり、抜け落ちたりすることがあります。

臓器の病気

気管支炎

ウイルスや細菌に感染することで、気管支が炎症を起こす病気です。
主に咳や発熱など、人間の風邪に似た症状を引き起こします。
埃や薬の刺激、アレルギーなどが原因で発病することもあります。気管支炎は突然発病して症状が収まる急性と、2ヶ月異常症状が続く慢性の2種類があり、慢性の場合は呼吸困難を引き起こす場合があるので特に注意が必要です。

主な症状

主な症状として、連続して乾いた咳をする、食欲減退、運動不耐性、呼吸困難などが挙げられます。
重症になると、失神することもあります。

フィラリア症

フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が、蚊を媒介して心臓の内部に寄生することで、血液の流れを悪くしたり、呼吸器、循環器、泌尿器などに障害をもたらしたりします。
フィラリア症は命に関わる病気ですので、ワクチンを接種してしっかりと予防するようにしましょう。

主な症状

寄生しているフィラリアの数や寄生している期間、犬の体の大きさ、健康状態によって現れる症状は異なりますが、初期には食欲の低下、軽く咳き込むなどの症状以外はほとんど現れません。
ただし慢性化すると咳が激しくなったり、咳の回数が増加したりし、重症化すると心不全などを起こして死に至ることもあります。

子宮蓄膿症

子宮に細菌が感染して炎症を起こすことで、子宮内に膿が溜まる病気です。
6~7歳ごろから発症リスクが高まりますが、避妊手術を受けることで予防することができるようになります。

主な症状

発情期が終了した後、数週間から2~3ヶ月以内に膿様物のオリモノ、運動不耐性、食欲不振、水をよく飲む、尿の量が増えるなどの症状が現れます。
子宮内の膿が大量に溜まると、腹部が膨れたり、触ると嫌がるようになったりします。

前立腺肥大症

老化にともない精巣のホルモンの分泌に異常が生じ、男性ホルモンのバランスが崩れることで起こる病気であると考えられています。
去勢手術を受けていない5~6歳以上の雄犬に多くみられ、加齢とともに発症リスクが高まります。

主な症状

初期にはほとんど症状は現れませんが、肥大が悪化するにつれて便秘、粘膜便、排便障害などがみられるようになることがあります。

腫瘍

乳腺腫瘍

乳房にできる腫瘍で、犬の腫瘍のうち最も多いであるとされています。
特に雌犬の場合、腫瘍の50%以上が乳腺にできるため注意が必要です。
避妊手術で予防率は高まり、特に初回の発情前に手術を受けた場合、予防率は99.9%とされています。

主な症状

乳房や乳頭にしこりができます。
良性と悪性の確率は半々ですが、悪性の多くは1~2ヶ月程度で倍ほどの大きさにまで急成長します。

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